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国家試験の人気動向

数ある国家資格のなかで、いまどんな資格に人気が集まっているのでしょうか。人気があるからといって、それが必ずしもあなたに適した資格とはかぎりませんが、トレンドを押さえておくことで、何か新しい方向が見えてくるかもしれません。ぜひご参考にしてみてください。

IT系では、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」、「基本情報技術者」、「ITパスポート」等が上位に入っています。MOSは、マイクロソフト社のソフトを使えるかどうかを認定するもの。パソコンは使えて当り前の時代ですが、MOSを取ることで、パソコンでできる仕事の幅がぐっと広がります。また、技術者になるつもりのない方にも人気のIT系資格が、ITパスポートです。ITを正しく理解し付加価値を生み出すことを目的とした、経済産業省認定の国家試験。そんな資格の性質もあり、社会人から学生まで幅広い受験生に共感を呼んでいるのが、人気上位へ浮上した理由のようです。

高齢化社会が進むなか、「福祉・介護系資格」の人気も目立っています。そのなかでも際立っているのが介護福祉士と福祉住環境コーディネーターです。介護福祉士の人気は、ケア・ワーカーなど介護職に就く方が、介護のプロとして働くからには、本格的な資格を取得してキャリア形成したいという思いがあるようです。
もうひとつの福祉住環境コーディネーターは、民間資格ではありますが、非常に高い人気があります。受験資格に一切の制限がないこと、さらに介護保険での、住宅改修費の申請理由書を書ける資格者として指定されたことが影響しているようです。

「法律系の国家資格」のなかで、際立って受験者数が増大しているのが、行政書士です。この資格は、2003年度には、受験者数前年度を1万4千人も上回り、急激な成長を見せました。試験に論述式がなくなったことや、その当時、行政書士を主人公にしたTVドラマが放映されたための、一過性の人気かと想定していたら、それ以降の年度も、受験者数はほぼ横ばいで、安定した人気の高さを示しています。景気の先行きに不透明感があるなか、独占業務がかっちり決まっている開業型の資格に、人気が集中しているのかもしれません。
また、社会保険労務士などの国家資格も受験者が増えています。企業内でのさまざまな労務問題にくわえ、年金などの社会保障のプロとしての役割に、注目が集まっているようです。
また宅地建物取引主任者は、不動産不況とともに受験者数が停滞した数年がありましたが、それでもやはり根強い人気があります。
こうしたトレンドも、みなさんの今後の進路を決定する上で、一つの参考資料としていただけたら幸いです。